お子さんが低い点数のテストを持ち帰ってくると、「中学にも赤点はあるの?」「何点からやばいの?」と不安になりますよね。
高校の「赤点=留年の危機」というイメージがあるだけに、中学での扱いがどうなのかは気になるところです。
結論から言うと、中学校には高校のような正式な赤点制度はなく、赤点が原因で留年することも基本的にありません。
ただし、赤点級の点数を放置すると内申点を通じて高校受験に直結します。
この記事では、
- 中学校に赤点制度はあるのか(高校との違い)
- 実際のところ何点から危ないのか
- 内申点・高校受験への影響と立て直し方
を順番に解説します。

中1の息子が数学で28点を取ってきました。中学に赤点はないと聞きますが、このままで大丈夫なのでしょうか。
中学校に「赤点」はある?高校との違い
まず、制度としての違いを整理します。
| 項目 | 中学校 | 高校 |
|---|---|---|
| 赤点の制度 | 正式な制度はない(先生が補習の目安にする程度) | 学校ごとに基準あり(30点台以下が目安) |
| 留年の可能性 | 義務教育のため基本的にない | 赤点が続くと進級できない場合がある |
| 低い点数の影響先 | 内申点(調査書)→高校受験 | 進級・卒業・評定平均 |
中学校は義務教育なので、テストの点数が低くても留年や退学にはなりません。
その意味では、「赤点を取ったら即アウト」という高校的な心配は不要です。
ただし、安心していいという意味ではありません。
中学の低い点数は、留年の代わりに内申点という形で高校受験に跳ね返ります。
中学のテストは何点から「やばい」のか
正式な赤点ラインがない分、危険水域の目安を知っておくことが大切です。
定期テスト(100点満点)の危険度の目安
- 平均点−10点以内 — 一時的な取りこぼしの範囲。テスト直しで回復可能
- 30点台 — 基礎に穴が開き始めているサイン。早めの対策が必要
- 20点台以下 — 前の学年からの積み残しがほぼ確実。独学での回復が難しい段階
- 2教科以上で30点未満が継続 — 内申点に明確に影響する危険水域
重要なのは点数そのものより、「平均点との差」と「低い点数が続いているか」です。
平均点が低い難しいテストでの40点と、平均点80点のテストでの40点では意味がまったく違います。
答案が返ってきたら、必ず学年平均と自分の点数の差を確認する習慣をつけましょう。
赤点級の点数が内申点・高校受験に与える影響
中学で低い点数を放置してはいけない最大の理由が、内申点です。
公立高校の入試は、当日の学力検査と内申点(調査書)の合計で合否が決まる仕組みが一般的です。
低い点数が受験に響く3つのルート
- 評定(通知表の5段階)が下がる — 定期テストの点数は評定の最大の材料です。評定2が並ぶと選べる高校が大きく狭まります。
- 内申点は中3だけでなく中1・中2から数える地域が多い — 「受験学年になってから頑張る」では間に合わないことがあります。
- 私立の推薦・併願基準に届かなくなる — 多くの私立高校は「内申○以上」という出願基準を設けています。
逆に言えば、中学の点数は「留年がない分、挽回のチャンスが何度もある」ということでもあります。
次の定期テストで評定を1つ戻せば、内申点はすぐに回復し始めます。
赤点級の点数を取った直後にやるべきこと3つ
低い点数の答案が返ってきたら、叱るよりも先に次の3つを実行してください。
1つ目は、答案の分析です。
「計算ミスで落としたのか」「そもそも手がつかなかったのか」を仕分けるだけで、対策はまったく変わります。
2つ目は、テスト直しです。
間違えた基本問題だけでいいので、解答を見ながらもう一度自分の手で解き直させましょう。
3つ目は、つまずきの場所を特定することです。
手がつかない問題が多かった場合、原因は今回のテスト範囲ではなく前の学年にあることがほとんどです。
科目別・戻るべき場所の目安
- 数学 — 中1の正負の数・文字式、さらに小学校の分数・割合まで戻ることも多い
- 英語 — be動詞と一般動詞の区別、単語の読み書きまで戻るのが近道
- 理科・社会 — 積み上げ性が弱いので、今回のテスト範囲の暗記し直しで回復しやすい
赤点を防ぐ「テスト2週間前」からの過ごし方
次のテストで赤点級の点数を繰り返さないために、2週間前からの動き方を決めておきましょう。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 2週間前 | テスト範囲の学校ワークを1周目(基本問題のみ) | 提出物を兼ねるので一石二鳥 |
| 1週間前 | ワーク2周目(1周目で間違えた問題だけ) | 全部やり直さないのが続けるコツ |
| 3日前 | 暗記科目(理科・社会・英単語)を集中して詰める | 直前の暗記が一番点になりやすい |
| 前日 | 間違えた問題の最終確認と早めの就寝 | 新しい問題には手を出さない |
赤点級の点数を取る子の多くは、勉強時間ゼロではなく「テスト3日前に全教科を一気にやろうとして間に合わない」パターンです。
学校ワークを2週間前から2周する、という単純なルールだけで30点台は抜け出せることが多いです。
保護者のNG対応3つ
- 点数だけを見て叱る — 答案を隠すようになり、つまずきの発見が遅れます
- 「次は頑張りなさい」で終わる — 何をどう頑張るかが決まらないと結果は変わりません
- いきなり問題集を買い足す — 学校ワークが終わっていないのに教材を増やすと、どれも中途半端になります
赤点が続くなら、1対1で「戻り学習」できる環境を
低い点数が2回以上続いている場合、本人の努力不足ではなく「どこからわからなくなったのか本人にもわからない」状態になっています。
この状態で集団塾に入れても、塾の授業は学校と同じ進度で進むため、谷は埋まりません。
学年をまたいで戻れる完全マンツーマンの家庭教師は、赤点級の点数の立て直しに最も向いた選択肢です。
家庭教師のトライなら、AI学習診断でつまずきの単元を特定し、内申点を意識した定期テスト対策まで設計してもらえます。
赤点級の点数から立て直した体験談
体験談①:数学28点→定期テスト65点に回復
中2の息子が数学で28点を取り、
慌てて家庭教師をお願いしました。
診断の結果、中1の文字式から抜けていることがわかり、
週1回の指導で戻り学習を進めたところ、
3か月後の期末テストで65点まで回復しました。
評定も2から3に戻り、本人の表情が明るくなりました。
(中2男子の母)
体験談②:中3の夏から内申点を立て直して合格
中3の1学期まで5教科で30点台が2つあり、
担任の先生から「このままでは志望校は厳しい」と言われました。
夏休みに家庭教師で英語と数学を集中的に戻し、
2学期の内申点で評定を2つ上げて、
無事に第一志望の公立高校に合格できました。
(中3女子の父)
まとめ:中学に赤点制度はないが、放置は高校受験に直結する
中学校には高校のような赤点制度はなく、点数が低くても留年することはありません。
しかし、30点未満が続く状態は内申点を確実に下げ、高校受験の選択肢を狭めます。
「留年しないから大丈夫」ではなく、「内申点に響く前に基礎へ戻る」が正解です。
どこから戻ればいいかわからない場合は、無料の学習相談でつまずきを診断してもらうところから始めてみてください。




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