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神奈川県公立高校入試のS値(S1値・S2値)計算方法【2027年度】自動計算ツール付き

神奈川県公立高校入試のS値(S1値・S2値)計算方法【2027年度】自動計算ツール付き 中学生

🎯 結論(先に要点)

神奈川県公立高校入試(2027年度・共通選抜)は、内申(中2+中3×2=135満点)と学力検査(500点)をそれぞれ100点に換算し、学校ごとの比率で掛けたS1値で定員の90%を決めます。残りは学力検査と中3の態度の評価によるS2値で決まります。下の自動計算で目安を出せます。

「S値ってどう計算するの?」

「中3の内申は2倍って本当?」

「志望校の比率だと、当日は何点必要?」

 

神奈川県の公立高校入試(共通選抜)は、内申と当日の点数を学校ごとの比率で合わせた「S値」で合否が決まります。

この記事では、神奈川県教育委員会の実施要領にもとづいて、2027年度(令和9年度)入試のS1値・S2値の出し方を整理しました。

評定と予想点を選ぶだけで、S値の目安が出る計算ツールも用意しています。

 

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S値の仕組み|S1値で90%、S2値で残り10%

神奈川県公立高校入試 S1値・S2値で合格者が決まる流れ
段階 計算式 決まる人数
第1次選考 S1=a×f+b×g(+d×i) 共通選抜募集人員の90%まで
第2次選考 S2=b×g+c×h(+d×i) 残りの人数
記号 もとの値 満点
A → a 中2の9教科の評定合計+中3の9教科の評定合計×2 135 → 100
B → b 学力検査の得点合計(5教科) 500 → 100
C → c 中3の「主体的に学習に取り組む態度」の評価(A=3、B=2、C=1)の9教科合計 27 → 100
D → d 特色検査の得点(実施校のみ) → 100

係数f・gは2以上の整数でf+g=10、g・hも同じくg+h=10です。特色検査の係数iは1〜5の整数です。

a・b・c・dはそれぞれ100点満点に換算し、小数第3位を四捨五入します。

 

出典:神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」・1 一般募集(PDF)(2026年10月2日に確認)。

内申(A値)の計算|中3は2倍で135満点

内申は、中2と中3の9教科の評定から計算します。

中3の評定は2倍で数えるため、中3の成績の重みが大きくなります。

 

学年 数え方 最大
中2 9教科の評定合計×1 45
中3 9教科の評定合計×2 90
合計(A値) 135

たとえば中2がオール3(27)、中3がオール4(36×2=72)なら、A値は99です。

なお、学校によっては3教科以内の評定に1を超え2以下の係数を掛ける「重点化」を行うことがあります。

 

出典:神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」・1 一般募集(PDF)(2026年10月2日に確認)。

令和9年度の比率一覧|神奈川県公立高校(普通科106校)

神奈川県教育委員会が公表した令和9年度の選考基準から、全日制の普通科106校(学年制・単位制。クリエイティブスクールと単位制の専門コースを除く)の比率を一覧にしました。

「第1次」は内申:学力検査:特色検査、「第2次」は学力検査:態度の評価:特色検査の比率です。

特色検査が「-」の学校は、内申と学力検査だけでS1値が決まります。

 

学校 第1次(内申:学力:特色) 第2次(学力:態度:特色) 特色検査 重点化
鶴見 5:5 8:2 - -
横浜翠嵐 3:7:3 8:2:2 自己表現検査 -
城郷 5:5 8:2 - -
港北 5:5 8:2 - -
新羽 6:4 8:2 - -
岸根 5:5 8:2 - -
霧が丘 5:5 8:2 - -
白山 7:3 5:5 - -
市ケ尾 5:5 8:2 - あり
元石川 5:5 8:2 - -
川和 4:6:1 7:3:1 自己表現検査 -
荏田 6:4 6:4 - あり
新栄 5:5 8:2 - -
希望ケ丘 4:6:1 8:2:1 自己表現検査 -
二俣川 5:5 8:2 - -
旭・横浜旭陵 5:5 8:2 - -
松陽 4:6 8:2 - -
横浜瀬谷 5:5 8:2 - -
横浜平沼 5:5:1 8:2:2 自己表現検査 -
光陵 4:6:1 8:2:1 自己表現検査 -
保土ケ谷 7:3 7:3 - -
舞岡 5:5:3 7:3:5 面接 -
上矢部 5:5 8:2 - -
金井 5:5 8:2 - -
横浜南陵 5:5 8:2 - -
柏陽 3:7:2 8:2:2 自己表現検査 -
横浜緑ケ丘 4:6:2 8:2:2 自己表現検査 -
横浜立野 5:5 8:2 - -
横浜氷取沢 4:6 8:2 - -
横浜市立桜丘 3:7 8:2 - -
横浜市立金沢 3:7 8:2 - あり
新城 5:5 8:2 - -
住吉 4:6 8:2 - -
川崎北 5:5 8:2 - -
多摩 4:6:2 8:2:2 自己表現検査 -
生田 5:5 8:2 - -
百合丘 5:5 8:2 - -
生田東 4:6 8:2 - -
菅 5:5 8:2 - -
麻生 5:5 8:2 - -
川崎市立橘 4:6:2 8:2:3 面接 -
川崎市立高津 5:5 6:4 - -
川崎市立幸 5:5 5:5 - -
横須賀 3:7:1 8:2:1 自己表現検査 あり
横須賀大津 4:6 6:4 - あり
追浜 4:6 8:2 - -
津久井浜 5:5 8:2 - -
逗子葉山 5:5 8:2 - -
鎌倉 4:6:1 8:2:1 自己表現検査 -
七里ガ浜 4:6 8:2 - -
大船 3:7 8:2 - あり
湘南 4:6:2 8:2:2 自己表現検査 -
藤沢西 4:6 6:4 - -
湘南台 4:6 8:2 - -
茅ケ崎 5:5 8:2 - -
茅ケ崎北陵 4:6:1 8:2:1 自己表現検査 -
鶴嶺 4:6 7:3 - -
茅ケ崎西浜 6:4 8:2 - -
寒川 7:3 5:5 - -
平塚江南 3:7:1 8:2:1 自己表現検査 -
高浜 5:5 7:3 - -
大磯 4:6 8:2 - -
二宮 6:4 6:4 - -
秦野 4:6 8:2 - -
秦野曽屋 6:4 8:2 - -
伊勢原 5:5 8:2 - -
伊志田 5:5 8:2 - -
小田原東 5:5 7:3 - -
西湘 5:5 8:2 - -
足柄 5:5 8:2 - -
山北 5:5 7:3 - あり
厚木 4:6:2 7:3:2 自己表現検査 -
厚木王子 5:5 8:2 - -
厚木北 6:4 8:2 - -
厚木西 5:5 7:3 - -
海老名 3:7 8:2 - -
有馬 5:5 8:2 - あり
愛川 6:4:2 5:5:2 面接 -
大和 4:6:1 8:2:2 自己表現検査 -
大和南 5:5 8:2 - -
大和西 4:6 8:2 - あり
座間 4:6 8:2 - -
綾瀬 6:4 7:3 - -
綾瀬西 6:4 7:3 - -
麻溝台 5:5 8:2 - -
上鶴間 5:5 8:2 - -
上溝 5:5 8:2 - あり
相模原 4:6:1 8:2:2 自己表現検査 -
上溝南 5:5 8:2 - -
橋本 5:5 8:2 - -
相模田名 7:3 8:2 - -
津久井 6:4:3 6:4:3 自己表現検査 -
横浜緑園 5:5 8:2 - -
横浜桜陽・永谷 6:4:2 8:2:5 面接 -
横浜清陵 4:6 7:3 - -
横浜栄 4:6 8:2 - -
川崎 5:5 8:2 - -
大師 5:5 8:2 - あり
三浦初声 6:4 6:4 - -
藤沢清流・深沢 5:5 8:2 - あり
平塚湘風 6:4 7:3 - -
小田原 4:6:2 8:2:2 自己表現検査 -
厚木清南 6:4 7:3 - -
相模原城山 6:4 7:3 - -
相模原弥栄 5:5 8:2 - -
横浜市立東 4:6 8:2 - あり

「重点化あり」の学校は、一部の教科の評定や学力検査の点数に係数をかけます(例:横須賀は調査書の国語・数学・英語を2倍)。

学科やコースが普通科以外の場合、比率は異なります。必ず県の資料で志望校・学科を確認してください。

 

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要」・共通選抜(全日制)PDF(2026年10月5日に確認)。

比率の傾向|第1次は5:5が最多、第2次は8:2が8割

令和9年度 神奈川県公立高校 普通科の比率の分布
第1次の比率(内申:学力) 学校数
5:5 49校
4:6 30校
6:4 15校
3:7 8校
7:3 4校
第2次の比率(学力:態度) 学校数
8:2 80校
7:3 15校
6:4 7校
5:5 4校

普通科106校のうち、第1次で学力検査の比重が内申以上(5:5・4:6・3:7)の学校は87校です。

第2次は80校が学力検査8:態度2で、第2次でも当日の点数が中心です。

 

特色検査(自己表現検査)がある学校

普通科で自己表現検査を行うのは18校です:横浜翠嵐・川和・希望ケ丘・横浜平沼・光陵・柏陽・横浜緑ケ丘・多摩・横須賀・鎌倉・湘南・茅ケ崎北陵・平塚江南・厚木・大和・相模原・津久井・小田原。

県教育委員会によると、学力向上進学重点校と同エントリー校の全18校(普通科以外の横浜国際を含む)では、共通問題と共通選択問題を使い、マークシート方式の解答用紙で特色検査を行います(記述式との併用)。

面接を特色検査として行う普通科は4校です:舞岡・川崎市立橘・愛川・横浜桜陽・永谷。

 

出典:神奈川県「マークシート方式による特色検査の実施について」。

 

S値の自動計算ツール

中2・中3の評定、当日の予想点、志望校の比率を選ぶと、S1値・S2値の目安がすぐに出ます。

 

🧮 神奈川県公立高校入試 S値の自動計算(2027年度・共通選抜)

① 志望校(普通科)を選ぶと比率が自動で入ります

② 中2の評定(1〜5)

③ 中3の評定(1〜5)※2倍で数えます

④ 学力検査の点数(各100点・予想でOK)

⑤ 中3の「主体的に学習に取り組む態度」(S2値用・A/B/C)

⑥ 比率(志望校を選んだ場合は自動)

※「重点化あり」の学校は、特定教科に係数がかかるため実際の値と少しずれます。比率は神奈川県教育委員会「令和9年度 選考基準(共通選抜・全日制)」のとおりです。合格ラインを示すものではありません。

早見表|比率ごとに、内申1・当日10点がS1値に効く量

比率(f:g) 中2の評定+1 中3の評定+1 当日1教科+10点
3:7 約2.2点 約4.4点 約14.0点
4:6 約3.0点 約5.9点 約12.0点
5:5 約3.7点 約7.4点 約10.0点
6:4 約4.4点 約8.9点 約8.0点

計算式どおりに出した値です(a=A÷135×100、b=B÷500×100)。

比率が3:7の学校なら、当日の1教科10点(約14点)は、中3の評定1つ分(約4.4点)の3倍以上効きます。

中3の秋以降は、当日点を伸ばす勉強の比重を上げるのが現実的です。

 

計算例|同じ成績でも、学校の比率でS1値が変わる

中2・中3ともオール4(A値=36+36×2=108)、学力検査が5教科合計350点の場合で計算します。

a=108÷135×100=80.00、b=350÷500×100=70.00です。

 

比率(内申:学力) 計算 S1値
7:3 80×7+70×3 770
6:4 80×6+70×4 760
5:5 80×5+70×5 750
4:6 80×4+70×6 740
3:7 80×3+70×7 730

内申が当日点より高めの人は、内申重視の学校ほどS1値が高く出ます。

逆に、当日点で巻き返したい人は、3:7や4:6の学校の方が有利です。

特色検査がある学校では、さらに「特色検査の得点(100点換算)×係数」が加わります。たとえば係数2なら、特色検査で10点の差がS1値で20点の差になります。

 

S2値|中3の「主体的に学習に取り組む態度」も使われる

第2次選考のS2値では、評定ではなく、中3の各教科の「主体的に学習に取り組む態度」の評価(A・B・C)が使われます。

評価Aは3、Bは2、Cは1に換算して9教科を合計し(27満点)、100点満点に換算したものがcです。

提出物や授業への取り組みが、合否のボーダー付近で効く仕組みです。

 

出典:神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」・1 一般募集(PDF)(2026年10月2日に確認)。

令和8年度の学力検査|合格者の平均点

県教育委員会が公表した令和8年度の共通選抜の学力検査結果では、合格者の平均点は次のとおりでした(各100点満点・追検査を含む)。

 

教科 合格者平均点
英語 56.0点
国語 64.1点
数学 56.7点
理科 60.0点
社会 62.3点
5教科合計 299.1点

英語と数学は合格者の平均でも50点台です。

平均点は全受検校の合格者の平均で、志望校ごとの合格点ではありません。予想点を計算ツールに入れるときの目安にしてください。

出典:令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果(PDF)。

 

2027年度(令和9年度)の日程

項目 期日(令和9年)
志願情報申請 1月25日(月)〜29日(金)
志願変更情報申請 2月4日(木)〜8日(月)
共通検査(学力検査等) 2月16日(火)
特色検査・面接 2月16日(火)・17日(水)・18日(木)
追検査 2月22日(月)
合格者の発表 2月26日(金)

出典:神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」。

くわしくは神奈川県公立高校入試2027の日程もご覧ください。

 

中3の今から|比率別にやることの優先順位

志望校の比率 S1値への効き方(早見表より) 優先したいこと
3:7(学力重視) 当日1教科+10点=約14点、中3の評定+1=約4.4点 5教科の入試問題演習。苦手単元を冬休みまでに戻す
4:6・5:5 当日1教科+10点=約10〜12点、中3の評定+1=約5.9〜7.4点 2学期の定期テストで評定を守りつつ、入試演習を並行
6:4・7:3(内申重視) 中3の評定+1=約8.9点以上 2学期の定期テスト・提出物を最優先。実技4教科も評定に直結

中3の評定は2倍で数えるため、残りの定期テストと提出物で上げた1つがそのままA値の2点になります。

第2次選考では中3の「主体的に学習に取り組む態度」も使われるので、提出物や授業への取り組みも最後まで手を抜かないことが大切です。

 

家庭教師で当日点と内申を同時に伸ばす

当日の点数を上げるには、5教科の苦手単元を早めに戻すことが近道です。

1対1の家庭教師なら、定期テスト対策(内申・態度の評価)と入試問題の演習(当日点)を、子どもに合わせた順番で進められます。

 

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よくある質問

神奈川県公立高校入試の内申(A値)はどう計算しますか?

中2の9教科の評定の合計に、中3の9教科の評定の合計を2倍して足します。オール5なら45+90=135です。神奈川県の実施要領では「A=(第2学年の9教科の評定の合計)+(第3学年の9教科の評定の合計)×2」と定められています。

 

S1値とS2値の違いは?

S1値は内申(a)と学力検査(b)で計算し、共通選抜の募集人員の90%までをS1値の上位から決めます。残りはS2値(学力検査bと、中3の「主体的に学習に取り組む態度」の評価c)の上位から決めます。

 

S1値は何点満点ですか?

A値・B値をそれぞれ100点満点に換算したa・bに、学校が定める係数f・g(f+g=10)を掛けて足すため、特色検査がなければ1000点満点です。特色検査を行う学校は、d×i(iは1〜5)が加わります。

 

学校ごとの比率(f:g)はどこで分かりますか?

f・gは2以上の整数で合計10になるよう各校が定めます。令和9年度の普通科106校の比率は、この記事の一覧(県教育委員会の選考基準より)で確認できます。

 

中3の評定を1上げるとS1値はどれくらい上がりますか?

中3の評定は2倍で数えるため、1上げるとA値が2増え、aは約1.48点上がります。比率が4:6の学校ならS1値は約5.9点、3:7なら約4.4点上がります。

 

横浜翠嵐や湘南の比率は?

令和9年度の選考基準では、横浜翠嵐は第1次が内申3:学力7:特色検査3、湘南は内申4:学力6:特色検査2です。どちらも自己表現検査を行います。

 

特色検査がある学校のS1値は何点満点?

特色検査の得点を100点満点に換算したdに係数iをかけて足すため、1000+100×iです。係数3の横浜翠嵐なら1300点満点になります。

 

まとめ

まとめ

  • 内申(A値)は中2+中3×2の135満点
  • S1=a×f+b×g(f+g=10)で定員の90%を決める
  • 残りはS2=b×g+c×h(cは中3の態度の評価)
  • 特色検査の学校はd×iが加わる
  • 比率3:7なら当日1教科10点は中3の評定1つの3倍以上効く
  • 令和9年度の普通科は5:5が49校で最多、第2次は8:2が80校

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